スウィーパーフライトでドゥマゲテから日本へ【DGT-MNL】(フィリピン親子留学)

いよいよドゥマゲテから飛行機でマニラへ移動します。
これまでも何度かチャーター便がありましたが、全て船でセブへ渡る旅程でした。

車イスの母と2歳5歳の子供、荷物を抱えての移動は難しく断念してきたため、母の帰国予定だった3月18日から2ヶ月近く遅れての帰国になりましたが、ようやく飛行機の乗り継ぎで日本へ向かう事が出来るようになりました。

今回の便を逃していたら、本音は「もうこれ以上待てない。」でした。
◆母の薬が入手できないこと。
◆日本のダウン症の兄が心配なこと。
◆休校のためフィリピンに居る必要がないこと。
◆英語環境がないにも関わらず生活費が二重にかかること。

そしてパスがないと自由に外出できず、20歳以下の子供と60歳以上に該当する母は外出禁止。1か月半も滞在先のゲストハウスの敷地から出ていませんでした。

住民とお別れをして使用人に空港まで送ってもらう

Dumaguete Tourism Officeから13:30に空港に来るようにと連絡がありましたが、先着順で健康チェックがあると思い、13:00を目指して向かいました。

大家の娘さんの計らいで使用人が空港まで送ってくれることに。
トライシクル1台では厳しいと思っていたので、本当に本当に助かりました。

子供たちはまだ遊び足りないようでしたが、記念撮影をして12:45過ぎに出発。

送ってくれた使用人には100ペソのチップを渡してお別れしました。
フィリピンはチップの文化はないのでとても喜んでくれました。
(セブのエステではチップ要求されましたが・・・)

13:00過ぎドゥマゲテ空港に到着

今日からまたパスがないと外出できないように変わったので、検問を心配していたのですが、空港までの検問はスルーできました。

空港まで歩けば20分弱の距離、車もそんなに混雑していなかったので、スムーズに到着しました。

着けば10組ぐらいが入り口近くに集まっていて、他はちらほら・・・
車から荷物をおろす時に「ポーター?」と聞かれたので、使用人のドライバーの事を言ってるんかな?と思い、面倒なので「Yes」と答えておきました。

男性スタッフが荷物を柱の横に並べてくれ、母は陰へ。
母が抱っこしているRyutaは猛暑の中お昼寝タイム。
Sotaは荷物に腰かけて、うちわや氷水で涼んでいました。

ロータリーの向かいのレストランで友達を発見!!
12:30に到着したけどお昼ご飯を食べ損ねたそうでランチしていました。

まだ待ち時間があるので、Sotaはお友達と合流させてもらい、私は母の元へ。

13時過ぎには列が長くなってきました

Sotaを見送って戻ると列が長くなっていました。
母はたまたま日陰の列に並ぶ形になっていました。

50組ぐらいかな。お友達の荷物は後ろの方にあります。
せっかく早く来てたのに、前の方に置いていたら良かったなぁ、残念。

13:30整理券の配布が始まりました

今日は本当に暑い。
私たちはもちろん、寝ているRyutaが汗だくです。

集合時間の13:30になり、整理券の配布が始まりました。

赤ちゃん(Ryuta)は不要だそうで、9~11番の3枚をゲット。
早く来た甲斐がありました。

13:45 10人ずつ建物の中へ

検温とアルコール消毒をして建物に入り、荷物チェックです。
母はスタッフが押してくれました。

スーツケースは男性スタッフが全て運んでくれます。
13:50荷物検査を通過しました。

14:10航空券をゲット

荷物チェック後は右手に案内されます。
この入り口からチケット売り場へ誘導されました。
子供たちは母と待合ブースで別行動です。

チケットカウンター、窓口は二つでソーシャルディスタンスを守りながら並びます。

14:07 ようやく私の番が回ってきました。

大きなスケールです。

14:10 国際航空券(マニラから日本)の提示が必要でした。
ようやくマニラまでの航空券をゲット。

ここまで荷物を運んでくれた男性スタッフが「私たちはポーターです。お金をください」と言ってきました。

そうか、ポーターってそう言う意味だったのか。
あいにく大きいお金しかなかったので、母が持ってるから後で渡すと伝えました。

先ほどの荷物検査に横入りしてまた手荷物チェックして中に入ります。

先ほど入手したチケットを持ってる人は左手のブースに案内されます。
14:17 名前をリストで確認、メディカルチェックの事前説明を受けました。

スタッフの一人が私の名前を憶えてくれていました。
「3月から帰りたいって連絡くれてた人ね!?やっと帰れるわね。」
「ついに帰ることが出来ます。ありがとう」

細かいお金がなかったので、ポーターには申し訳ないけど90ペソを渡しました。

メディカルチェックに呼ばれるまでこの用紙に記入してひたすら待ちます。

15:00 番号札60番の友達がようやく待合ブースに来ました。

15:05ドクターがやっと到着

13:30集合でメディカルチェックのドクターが15時過ぎに到着。
飛行機の出発時間は16:30。

えっ遅くない!?
絶対間に合わないじゃん!!

15:17 入館前にもらった番号で呼ばれました。

簡単な質疑応答や検温がありました。
15:27 メディカルチェック終了。

待合ブースは広くてそれほど人も多くないので、子供たちは広々と遊んで待つことが出来ました。

スマホを無料で充電できるところがありました。
ウォーターサーバーがあり、お水も無料でした。

残念ながら売店が閉まっていてお土産が買えなかったのが心残りです。

16:30 飛行機が来ない

予想はしていましたが、大幅に遅れそうな予感です。

17:12 ようやく飛行機が到着しました。
何やら段ボールの箱がたくさん出てきます。
マニラからの輸送かな??

17:35 搭乗開始。

ソーシャルディスタンス守れてるのは前の方だけで、後ろはギュウギュウでした。

子供たちと列に並ぶのは感染リスクもありイヤだったので、列の最後に回りました。

17:48 搭乗まさかのダブルブッキング

飛行場を歩いて飛行機に搭乗。
何と席がダブルブッキングしていたようです。

搭乗時にお水を一本ずつもらいました。
17:53 一番前の席に着席。

フライトアテンダントは防具服でした。
ドリンクやスナックのサービスはありませんでした。

機内は冷えていたので、用意していたガーゼケットやパレオで巻き巻き。
SotaはすぐにSleepモードです。

18:00 1時間30分遅れで離陸しました。

19:13 マニラに着陸

19:20 みんなが降り始めます。
19:30 全員が降りたので、車いすが来るのを待ちます。

19:37 スタッフと車いすが到着しました。

このお姉さんを100%信じてしまったばっかりにこの後、悲劇に襲われるとは思いもしませんでした。

19:45 検疫ブースに到着

検査を待つスペース、人がいっぱいです。
お姉さんにここで待つように言われました。

19:45 この用紙に記入して待ちます。

お姉さんを待っている間にお手洗いに行ったりしましたが、他の日本人が「横から抜けていいんだって」っと言っているのが聞こえました。

とりあえずお姉さんが来ないと道が分からない(車いすはエレベーターを利用するので普通の時とはルートが結構異なるんです)。

19:50 ドゥマゲテから来た人は前へ。との案内で少し前に移動しました。

20:17 聞き取りブースへ移動

さっきのお姉さんが来て、もう検査した?と聞くので、「あなたがここで待つように言ったからずっと待ってた」と伝えました。

別の防具服のスタッフが聞いてきたので、「韓国経由で日本に帰る」ことを伝えました。

お姉さんから防具服のお兄さんに代わり、検査前の確認ブースへ移動しました。

まずは座席番号。
ダブルブッキングで席が変更になったから分からないと伝えるも、どうしても番号とアルファベットを書きたい様子。
機内の番号とかって単純じゃないですよね、スタッフあまり理解してくれなくてもう最後は適当で。。。

その後マニラで連絡がつく電話番号を聞かれました。

今壊れてるけどこの携帯の番号で、と伝えたけど、仕切りに友達がいないか、番号がわからないかと聞かれます。

いや、この電源のつかない携帯の中に全ての電話番号が入ってるから分からないと言うけど、話が進まない。

あっお母さんの電話あるやん!!
もっと早く気づけば良かった。

いや、それよりマニラで滞在しないんだから、検査が不要なことにここで気づけば良かった。←これマジで後悔してます。

さっき日本人が横から抜けるって話してたのに、思考回路が停止してたようです。

20:35 検査ブースへ移動

さっきの携帯のやり取りで無駄に時間を掛けてしまったので、Ryutaは待ちくたびれて寝てしまいました。

検査は何と血液検査。

指先を針で刺してスポイトで吸い取り、チェッカーに垂らします。

私でも痛かったのに、子供たちが本当に可愛そうでした。

20:45 4人の検査が終わり、結果を待つブースへ移動。

すると一緒に帰国している日本人が、私たちがあまりに遅いからと心配して見に来てくれました。

血液検査は必要なかった!?

なんと私たち、マニラでは降りないので血液検査は必要ありませんでした。

スタッフみんなに「韓国経由で成田に帰る」と伝えているのに、運悪くきちんと理解しているスタッフに当たらなかったようです。

私たち大人は良いとしても、痛い思いをした子供たちに本当に申し訳なかったです。ごめんね。

あースタッフに腹が立っちゃう。
多分3人には日本に帰国するって伝えたはず。
だれか気づいてよ。

それに気づかなかった自分に一番腹がたっております。

20:55 スーツケースを取って移動

お友達のおかげで検査はパスして、韓国行きの飛行機が出るターミナルに移動します。

知っている日本人の帰国は4組でしたが、みんなは荷物が出てくるのが遅かったようで、シャトルバス乗り場に行ってまた戻ってきたようです。

とにかく無事に合流できたので、バス乗り場に行くとちょうどシャトルバスが停まっていました。

私たちで満員になりすぐ出発。
後に続いていた人たちは次のシャトルバスを待たなければなりません。ごめんね。

21:07 ターミナル1に到着

検温して建物に入り、すぐに荷物チェック。
韓国エアラインは大行列でした。

車イスのサポートが必要だったのでスタッフに声を掛けました。

21:30 優先レーンで先にチェックイン。
パスポートを出すと航空券、食事や車いすのリクエストまで全て確認できていました。

出国審査でビザの支払いをするように言われ、横のイミグレに並びなおしました。

マニラ空港のイミグレーションで支払い

こんなに混雑しているのに、2つある窓口のうち1つしか開いていません。
しかも後ろのスタッフ携帯触ってるし。

22:13ようやく支払いの順番が回ってきました。

母3,030ペソ

母は1ヶ月分の観光ビザ延長が必要でした。

  • Certification Fee 500
  • Update Fee 500
  • Visa Waiver Application Fee 1000
  • Legal Research Fee 30
  • Express Lane Fee 1000

私たち3人6,990ペソ

私たちの前回更新したビザが4/19まででした。

  • Certification Fee 500
  • Application Fee 300
  • Visa Extension Fee 500
  • Legal Research Fee 30
  • Express Lane Fee 1000

2,330ペソ×3人=6,990ペソ

22:20 イミグレと手荷物検査を通過しました。

カオス状態のマニラ空港

また手荷物検査を受けて、22:30にゲートに到着。
ソーシャルディスタンスで椅子が半数しか座れないので、ゲート前の待合スペースには床にも人が溢れていました。

カオスです。

ソーシャルディスタンスで半数に減らした椅子のせいで、他の場所に人が溢れています。これは逆効果。

パスポートと航空券を見せて、このスペース内で搭乗を待ちます。

22:48 みんなノドが渇いていると思い、ジュースを買いに行きました。
空港価格はめっちゃ高い。10本で800ペソ。約1760円。

さっき無駄な検査のせいで待たせてしまったお友達に少しでもお詫びが出来れば安いもの。合流できるかな?無事に搭乗できるかな?

友達の顔を見るまで気が気ではありません。
搭乗に間に合わないなんてことないよね!?

23:20 車いすの人から搭乗開始

車イス本人のみで付添人は一緒に入れないので、母とは別れて搭乗口にでき始めた列に向かう事にしました。

23:40 子連れ優先搭乗。
入り口付近は本当に大混雑していたので、子連れが優先的に搭乗出来て本当に助かりました。

この後はシニアが優先搭乗なのかな?

友達が無事に乗れるかドキドキソワソワしていましたが、2組を前方に発見!
タイミングを見計らってジュースを差し入れに行きました。

ギリギリで飲み物を買うヒマがなったようで、お子さんたちにとても喜んでもらえたので良かったです。

24:00 出発。なんと5分遅れです。
あの状況でたった5分遅れで出発できるなんて凄すぎる。

さっそく韓国とフィリピンとの差を感じました(笑)

さぁ、いよいよフィリピンとはさようならです。
最後まで振り回されました。検査だけは根に持ってるぞ!!

まずはソウルの仁川(インチョン)を目指します。