フィリピン ビザや永住権を調査(セブ島 親子留学)

特別就学許可証や観光ビザの延長など
学費滞在費以外にも出費が!?

永住権とも比較!

私はあまりよく理解しないまま現地へ行ったのですが、意外と高いな~と感じたので、次回(2019年12月)の留学のために調べてみました。

フィリピン滞在29日までは観光ビザ

フィリピン大使館などでビザの発給手続きを行う必要はありません。
また、入国管理カードや入国審査の手続きのときは「観光」として、観光ビザで入国します。

観光ビザは30日間まで入国と同時に発給されるビザです。
手続きをすれば延長できます。但し延長手続きにはお金がかかります。

観光ビザは、パスポートの残余期間が滞在期間+6ヵ月あること、入国の際に往復航空券あるいは他国への出国チケットを持っていることが条件となります。

学校に通う時は SSP

SSP(Special Study Permit)とは 直訳すると「特別就学許可証」のことです。

フィリピン留学の場合、事前のビザ申請も不要で観光ビザで入国します。
観光を目的とする者にビザを与えているのであり、その他の活動にはそれぞれのビザが必要となります。
そのため観光ビザでフィリピンに入国した人が、フィリピンで勉強をするために必要なのがSSPです。

留学の期間に関わらず6ヶ月まではSSPの新規申請が必要となり、半年経過以降も留学が継続される場合はSSPを再度申請する必要があります。
また、SSPは学校毎に申請する必要があるので、転校する場合は有効期間内だとしても2校目でSSPを新規申請する必要があります。

たとえ1日であっても、SSPなしで 授業を受けるのは不法で、家庭教師の採用にも適用されます。
SSPを受けずに留学し、フィリピン当局の摘発を受けると入国管理法違反となり2万ペソの罰金が科せられ、国外追放処になってしまいます。 

SSPの費用と支払方法

学校により異なりますが、6,000~6,500ペソ(約13,000円)/6か月有効(1校のみ有効)を語学学校に現金で支払うことがほとんどです。

30日以上滞在する場合はフィリピンの観光ビザ延長が必須

30日以上フィリピンに滞在する場合は観光ビザの延長をしなければなりません。
金額を調べてみたのですが、最新の数字が分からなかったので参考程度にしてくださいませ。
また現地で最新情報が分かれば更新します。

観光ビザ延長料金(1か月毎)

滞在日数延長料金支払合計
~30日間(1ヵ月以内滞在)無料無料
31~59日(約2ヶ月)3,030ペソ(約¥6,700)3,030ペソ(約¥6,700)
60~89日(約3ヶ月)4,300ペソ(約¥9,400)7,330ペソ(約¥16,100)
90~119日(約4ヶ月)2,330ペソ(約¥5,100)9,660ペソ(約¥21,200)
120~149日(約5ヵ月)2,330ペソ(約¥5,100)11,990ペソ(約¥26,300)
150~179日(約6ヵ月)2,330ペソ(約¥5,100)14,320ペソ(約¥31,400)
180~209日(約7ヵ月)3,740ペソ(約¥8,200)18,060ペソ(約¥40,000)
210~239日(約8ヵ月)3,740ペソ(約¥8,200)21,800ペソ(約¥47,800)
240~269日(約9ヵ月)3,740ペソ(約¥8,200)25,540ペソ(約¥56,000)
270~299日(約10ヵ月)3,740ペソ(約¥8,200)29,280ペソ(約¥64,000)
300~329日(約11ヵ月)3,740ペソ(約¥8,200)33,020ペソ(約¥72,400)
330~359日(約1年)3,740ペソ(約¥8,200)36,760ペソ(約¥80,600)

1年間継続して滞在した場合の観光ビザの延長代金は36,760ペソ(約78,000円)です。

観光ビザ延長料金(2か月毎)

滞在日数延長料金支払合計
~30日間(~1ヵ月以内滞在)無料無料
31~59日(約2ヶ月)3,030ペソ(約¥6,700)3,030ペソ(約¥6,700)
60~89日(約3ヶ月)4,800ペソ(約¥10,500)7,830ペソ(約¥17,100)
90~119日(約4ヶ月) – –
120~149日(約5ヵ月)2,830ペソ(約¥6,200)10,660ペソ(約¥23,400)
150~179日(約6ヵ月) – –
180~209日(約7ヵ月)4,240ペソ(約¥9,300)14,900ペソ(約¥32,700)
210~239日(約8ヵ月) – –
240~269日(約9ヵ月)4,240ペソ(約¥9,300)19,140ペソ(約¥42,000)
270~299日(約10ヵ月) – –
300~329日(約11ヵ月)4,240ペソ(約¥9,300)23,380ペソ(約¥51,200)
330~359日(約1年) – –

60日以上滞在するときは ACR-I-CARD

 2回目の観光ビザ延長では、ACR-I cardとARPの費用もかかります。

ACR-Iカード(Alien Certificate of Registration)は、フィリピン政府が発行するフィリピンに観光を目的として長期滞在する外国人のための「外国人登録証」のことで、フィリピンに滞在する外国人全員が取得しなくてはならないものです。
観光の目的でフィリピンに60日以上の長期滞在する場合や、短期間でも就学や就労する場合、また、SSP取得者に対し、ACR I-CARD(外国人登録証)の 発給を義務付けた IDです。発行費用は3,235ペソ。

ICチップが埋め込まれ、大きさはクレジットカードと同じでビザの種類ごとに色が異なります。観光ビザは「白」、留学生ビザは「アクアブルー」だそうです。

有効期限は1年で、出国時には返却義務があります。

ARP(Alien Registration Program)とは、フィリピンに長期滞在する外国人向けに、登録番号(SSRN)を発行する制度です。フィリピン移民局が2014年10月1日から導入した新しい制度です。登録費用は50ドルです。

費用は学校によって値段が異なりますが、50ドル+500ペソ(3,000ペソぐらい)
日本円でいうと、「約6300円」です。
レートによって費用が変動するため、7000円程度の費用を見積もるといいでしょう。

2ヶ月以上フィリピン留学をする方は、VISA代+外国人登録証(約7000円)の費用がかかるということです。

2か月ごとに出国して海外旅行を楽しむのもあり

60日を越える場合の観光ビザ延長料金が4,300ペソ+外国人登録証が3,000ペソ⇒計7,600ペソ(約16,000円)の出費となりますが、出国すると滞在日数がリセットされます。
同じ16,000円を支払うなら、60日過ぎる前(2ヶ月毎)に近郊の国を旅行した方がオトクだと思うのは私だけでしょうか。

隣国なら航空券代16,000円くらいで行けるでしょう。

親子留学で1年滞在する場合の費用は?

さて、ここまで出してきた費用を1年滞在すると仮定して計算してみました。

SSP 13,000円 (1校のみ6か月有効) ×2(1年分)=26,000円
観光ビザ延長 78,000円
外国人登録証 7,000円 

ビザ等の費用は1年だと総額で約11万円
ひとちんのような子供2人との親子留学だと11万×3人=33万円

結構な金額になりますね。
いくつかの語学学校に行ってみたいひとちんは更に金額があがることになります。

学費と滞在費、食費にVISAなどトータルできちんと把握しておく必要があるなと感じました。

2週間の留学で実際にかかった費用はコチラ↓

セブ島 親子留学 費用公開「2週間の見積もりと実際にかかった総額は!?」

永住権:リタイアメントビザ (SRRV)

そこで考えたのが永住権を取るということ。

”特別居住退職者ビザ” 通称リタイアメントビザ (SRRV)とは?
フィリピン共和国の出入国管理局が外国人及び以前フィリピン人にフィリピン退職庁(PRA)を通じて発行する特別な一時渡航者用査証で、所有者はフィリピンに永住するというオプションと複数回入国ビザの特権を与えられます。

その名の通り基本的には退職した人を対象とするビザで、年齢や年金の有無などで預託金の金額が変わりますが、35歳以上であれば取得することができます

  • 無犯罪証明書(日本の警察で取得し領事館で英訳するのが一般的)
  • 健康診断書(指定された医療機関で行う)

などの必要書類を完備し、PRA(フィリピン退職庁)に申請、日本から預託金を送金後、1か月以上の滞在により取得することができます。

フィリピンSRRV取得のメリット

1. 永久にフィリピンにて生活、就労、勉強できる。

 2. 複数回入国の特権
    いつでも出国、再入国することができる。

3. 下記が免除される:
     a. 年金に対する課税
  b. 出入国管理局の出国許可及び再入国の許可の手続き;
     c. 出入国管理局が必要としている年次登録の手続き;
     d. 家具の輸入の関税等;
     e. 7,000米ドルまでの身の回りの品持込時の関税
     f. 最後の入国日から1年経っていない場合、旅行税;及び
     g. I-カード

SRRビザ所有者として、他の政府機関から基本的な書類を受け取るようにPRAが協力してくれます。
    a. 外国人就労許可証
    b. 運転免許
    c. 非課税証明書/申告期限延長証明書
    d. フィリピン国家警察(NBI)より発行される無犯罪証明書

リタイヤメントビザの種類

  1. SRRV CLASSIC
  2. SRRV SMILE
  3. SRRV HUMAN TOUCH

3種類ある中で私の条件に合うのは②スマイルです。

●年齢と必要な預金
35歳以上一律-20,000ドル
注:3人以上の同伴者がいる場合一人に付15,000ドルの追加

2万ドルは銀行預金として保持される
・投資に転換できない
・退職者の終末のニーズに使用する
・ビザの取り消し後は引き出し可能

●申請料・・・2,000ドル(3人)

1.申請者本人-1,400ドル
2.同伴者一人当たり-300ドル
注:申請時のみ

●会費等・・・360ドル(3人まで)

1.年会費(PAF)-360ドル/年 申請時に支払い、その後毎年支払う(申請者および2名の同伴者を含む)
2.年会費-100ドル/年 3名以上の同伴者一名につき

リタイヤメントビザの取得費用

1年目2360ドル(約26万円)、2年目以降360ドル(約4万円)
実際には交通費や宿泊費、代理店手数料などが加わります。

このリタイヤビザを取得することにより、観光ビザの延長料金とACR-Iカード、出国時の空港税が不要になるので、約9万円×3人分=約27万円が不要になり、毎月のようにイミグレに出向く必要がなくなるわけです。

ビザ費用まとめ

親子2人で子供だけお勉強、留学期間は8か月、など条件によって費用は様々なので一概には言えませんが・・・。

ひとちんケース(ママ・Sota5歳・Ryuta2歳前みんな学校に行く)の場合、

フィリピンに3人で1年半以上、留学するならリタイヤメントビザ

の方がお得と言う結果に。

この記事をまとめるまで、
リタイアメントビザにだいぶ傾いていました。

けど1年未満で帰国する場合は損する計算に。

代理店への手数料や宿泊などの費用を考えると
1年半~2年以上いるなら申請しても良いかなって感じです。


Sotaが年中の3学期~年長の2学期の1年間は
フィリピンで生活したいと思っているけど、
実際に住んでみないことには分からない点も多く、
現時点では決められないので、とりあえずは観光ビザで行って、
Sotaの様子を見て決めようと思います。

2ヶ月で帰国するかも知れないし、5年いるかもしれない。

こればっかりは現時点では分からないので観光VISAで入国して、
子供たちの様子を見ながら考えていきたいと思います。