固定価格買取期間終了 蓄電池6社見積もり・購入しました!!

自宅(実家)の太陽光発電では余剰電気を買い取ってもらっていたのですが、2019年末に固定価格買取期間が終了し、電力買取価格が48円から8円になりました。

そのため毎月の収入が大幅にダウン、母が発電した電気を自家消費すると共に停電時に備えて蓄電池を検討していました。

昨年に一度見積もりをお願いしたそうですが、自分では決められなかったようでそのまま放置・・・。

フィリピンから一緒に帰国して少し落ち着いたところで、もう一度見積もりを取って検討することにしました。

『蓄電池』のメリットとは!? 

そもそも蓄電池って何なん?って感じで正直私は必要ないかなと思っていました。

  1. 使わない時間に電気を貯めておき、必要なときに使うことが出来る 
    自己発電している昼間の残った電気や夜間の安い時間帯の電気を購入し蓄電しておいて、電気代が高い時間帯に利用することが出来ます。 
  2. 停電時に使える
    停電や電力問題発生時にも電気を使うことが出来ます。
    冷蔵庫とスマホ充電だけはいつでも出来るようにしておきたいです。 

蓄電池はコンセントから充電できるので、太陽光システムを導入していない家庭でも設置可能です。

我が家はオール電化で時間帯によって金額が異なるプランを利用しています。

母が欲しいとの事で見積もりを取ることにしたのですが、話を聞いて良いなと思ったのは、深夜の電気代が安い間に充電して、昼間の高い時間帯に使える点、災害時にも電気が使える点の2つでした。

関西電力「はぴeプラン」現在の使用量

オール電化になってから関西電力で「はぴeプラン」というプランを利用しています。

★リビングタイム(7-10時・17-23時)23.47円
★デイタイム(10-17時)31.77円
★ナイトタイム(23-7時)10.7円

このように時間帯によって電気代がかなり変わってきます。
デイタイムは平日のみで、土日祝日はリビングタイムが7-23時になります。

基本的に家族が家にいることが少ない日中(デイタイム)は電気代が高いので、一番意識して節電しています。

ちなみに、蓄電池の設置が終わったら電気を購入している会社を関西電力から別のところへ変更する予定です。

昨年1年間の電気代の平均は15,969円でした。
1日7kw使用しています。

余剰発電量(売電)は月平均200kwだったようです。

リビングタイムの使用量が大きいので、この時間帯まで太陽光発電で自家消費できればだいぶ節約できそうです。

一括見積サービスを利用

インターネットで蓄電池と検索してもたくさん出ていて、どれが良いか分かりません。

やはり数社は見積もって検討しないとなぁとは思っていたけど、それぞれに問い合わせを送りやり取りするのも大変だなと段々と面倒になってきました。

最終的に私は家庭用蓄電池の一括見積もりサービスを利用しました。

【タイナビ蓄電池】蓄電池の一括見積り比較!完全無料で最大5社

電話でやり取りすることも可能ですが、ウチの場合は子供たちが全力で電話の邪魔をするため、メールに記載されていた専用入力フォームからこちらの要望を送信しました。

翌日4社紹介されました

一括見積をした翌日に4社紹介したとメールが届きました。
ここからは業者から連絡があるとのことで、メールを待ちました。

紹介メールを受信した日に2社、その翌日に1社、遅れて1週間後に1社から連絡が来ました。

どの会社も今のソーラーパネルの保証書(品番)や消費電力などの情報が欲しいとの事で、用意するのにだいぶモタモタしておりました。

どこかの会社からか催促の電話がかかってきたので重い腰をようやく上げて資料を準備し、要望と共に各会社に送信して面談日を決めました。

2日で4社と面談、合計6社を比較検討

子供たちが毎日豪快に家を散らかしてくれるので、お掃除が少ない方が助かると思い、2日間に4社の面談を詰め込むことにしました。

1日目 10時 A社

2日目 10時 B社
    14時 C社
    16時 D社

なかなかタイトなスケジュールではありますが、早く終わらせたい一心で頑張りました。疲れた~。

商品やシステムの説明、電気に関してほとんど知識がないので難しかったですが、何度も聞いている内にだいぶ分かってきた気がします。

おススメ蓄電池は田淵か長州の2択

前回、母が見積もりを取った2社(E・F社)と併せて6社の情報が揃いました。

どの会社さんも我が家に合う商品を提案してくれたのですが、ほぼ長州産業か田淵電機の蓄電池でした。

とりあえず持ってきた見積書の税込み金額を書き出してみます。

A社 長州産業フレキシブル蓄電池6.5kwh 金額不明

一番初めの面談です。
オムロンと長州の商品を提案され、要望などをお話ししていくうちに最終的に長州が良いと言うことになりました。

より詳細なシミュレーションと見積もりを作成してくれるそうで、写真などを撮って、この日は終わりました。

仮で見積もりを作ってくれていたようですが、全て持ち帰ってしまったため手元には何も資料がありません。
支払額は15年ローンで毎月1万円行かないと言っていたので、130万円ぐらいだと思います。

元々工事をしていた会社だったようで、セールスマンも工事が出来るそうで、当日も作業または立ち会う事になると言っていました。

専門知識が豊富で頼りになりそうです。

B社 田淵電機EIBS7 1,350,000円

2日目の朝一の面談でした。
紹介してもらった時のメール連絡が一番遅かったのですが、地元の会社で家から近いのがメリット。
いつでも駆け付けます!と言ってくれました。

蓄電池以外にもソーラーパネルやリフォーム事業などを展開しており、何かと相談できそうです。

事前に提出していた電気量などの資料を元に、分かりやすい資料を作ってくださり丁寧に説明してくれたのが印象的です。

やっぱりグラフや数値で説明してくれると一目瞭然で分かりやすいです。
試算では毎月6,000円近く節約できるそうです。

初めは税込み1,385,000円でした。
他社が同商品でもっと安ければ連絡ください!と言って帰られました。

C社が132万円でしたと伝えると、どう頑張っても135万円が限界です。との返答で、

最終的に税込み1,350,000円になりました。

C社 長州産業フレキシブル蓄電池6.5kwh 1,265,000円

持ってきた見積書は税込み1,336,500円(税抜1,215,000円)でしたが、税込み1,265,000円(税抜1,115,000円)に値引きしてくれました。

田淵の場合は税込み1,463,000円と少しお高め。

こちらの会社は助成金の申請を締め切っているため、上司に掛け合う必要があるとの事でした。

用意してくれたシミュレーションによると毎月2,600円ほど節約できそうです。

D社 田淵電機EIBS7 1,320,000円

税抜き1,200,000円です。

当初は長州の商品をおススメしてくれていたのですが、話をして行くうちに私たちが田淵推しだったのを察して、見積もりをあとから送ると言うことになりました。

金額は最安値の132万円ですが、助成金の手続きはしてくれないそうです。

4社目の面談だったので、気持ちはほぼアイビスで決まっていたので、長州の商品の金額は聞きませんでした。

助成金は締め切りが間近で手続きも煩雑なことから、手続きを省略する代わりに金額を安く設定しているそうです。

E社 長州産業フレキシブル蓄電システム6.5kwh 1,952,500円

2019年12月に見積もりを取った会社です。
他と比べると飛びぬけて高いですね。
この時に購入しなくて良かったです。

もう過ぎてしまいましたが、冷蔵庫・洗濯機・IHクッキングヒーターのいずれかをプレゼントしてくれるキャンペーンをしていました。

この会社は電気を2年間10円で買い取ってくれます。
シミュレーションでは4,400円ほど節約できる計算でした。

F社 田淵電機EIBS4.0kw 978,000円

最後に2020年3月に見積もりを取った会社です。
税抜き889,091円ですが、我が家の使用量からするとちょっと容量が足りないですね。

私は説明を聞いていないので、見積書の数字だけになります。

B社 田淵電機EIBS7 135万円に決めました

次に紹介してもらった商品を書き出したいと思いますが、結果的に助成金の手続きをしてくれて、地元の会社でもあるB社にお願いすることにしました。

田淵電機ハイブリット蓄電システムEIBS7(アイビス7)

アイビス7(セブン)は2020年に出たばかりの新商品。
同商品を出している田淵電機(株)は1925年に創業された歴史ある会社の様です。

1940年 変電器の製造開始
1976年 電源機器の製造開始
1997年 太陽光発電用パワーコンディショナの製造開始

などをしている事から、蓄電池に使っているリチウムバッテリーが他社よりも優れているそうです。

アイビス7はたっぷりためて、しっかり使える!

電気を貯める力(入力)が5.5kVAと他よりも大きいのがポイント。
一般的なシステムに比べ高速で大量に充電できます。

また、出力の少ないシステムだとドライヤーを2つ同時に稼働させることができませんでしたが、アイビス7は大出力の5.5kVAで一度に多くの機器を使う事が出来ます。

アイビス7なら停電時もいつものように電気が使える!

200V機器も使えるので、エアコンやIH調理具など家中の家電を使う事ができます。

停電時は自動で太陽光発電に切り替えたり、天気に合わせて電気を自動でコントロールしてくれるので、有効に使う事ができます。

アイビス7はちくでん運転モードが選べる!

蓄電のタイミングや電気の使い方を4つのモードから選ぶことが出来ます。

◆電気代の安い深夜に電気を購入して充電しておいて、太陽光発電の少ない朝方に使用。昼間は太陽光で生活して、余剰充電した分を夜に使う【スマートモード】

◆お昼に貯めた太陽光発電分を使い切って電力自給率を高める【省エネモード】

◆太陽光発電で作った電気はお昼に使ってしまい、残った分は全て売電する【ノーマルモード】

◆昼間も電気代の安い夜間もいざという時のために充電に回しておく【蓄電モード】

アイビス7はパワコンが1台に、増設もスムーズ!

パワコン(パワーコンディショナ)は本来、太陽光発電と蓄電池の2台必要になってきますが、アイビス7は1台で制御できます。

太陽光発電のパワコンの寿命(家電なので10年ぐらい)がそろそろ来そうなので、今後もし新調することを考えると30万円ほど節約できることになります。

容量が我が家に合っている事、お昼は太陽光発電・夜間は安い電気を蓄電、季節によってモードを使い分けることが簡単、パワコンが新しい1台になる、などの理由からアイビス7にすることにしました。

長州産業 Smart e-STORAGE フレキシブル蓄電システム

フレキシブルとハイブリッドがあります。
今回はフレキシブルを案内してもらいました。

室外機のような蓄電池ユニットは室内に置くタイプで、一般的に10年の保証期間は15年と充実しています。

室内に置くと言ってもコンパクトだし、配線は床下から取るそうなのでそんな邪魔になる印象ではありませんでした。(クローゼット内でも良さそうでしたし)

蓄電容量6.5kwとあっても実際に使用できるのは8~9割だそうです。

パワコン(パワーコンディショナ)は新たに購入するものと合計2台必要になります。
今の太陽光発電のパワコンの寿命がそろそろなので、そちらの購入代金も見ておく必要があります。

売電優先の経済モード

余剰電力を売電し、電気代の安い夜間に充電した分は朝と夕方に使う節約モードがあります。

我が家ではそれだと電気が足りないですが、電気の使用量が少ない家庭には向いているかなと思います。

◆晴れた日は太陽光の電気を使用しながら余った分は売電。
◆曇りの日は発電が追い付かない場合、蓄電池から放電。
◆夜の間は蓄電池から放電と買電。
◆深夜の間に安い電気を蓄電池に充電。

グリーンモードで賢く自家消費

余剰電力を蓄電池に貯めて自家消費を優先させるグリーンモードがあります。

◆晴れた日はたくさん発電するので、余った分を売電。
◆曇りの日は発電分を利用しながら、足りない分を蓄電池より放電。
◆夜間は蓄電池を放電し、足りない分を購入します。

停電時は自動で電気を供給

お昼に停電した時は、太陽光発電分を使用しながら余剰分を充電しておけるので、停電が長引いても安心です。

夜間は充電分を使用する事になりますが、資料を見る限りではフル充電の場合は問題なく一夜過ごせそうです。

今回はアイビス7にしましたが、電気の使用量が5kw前後だったり、太陽光パネルのパワコンを新調したばかりなど、条件が違えばこちらの商品も十分に考えられると思いました。

蓄電池の補助金

蓄電池を購入するにあたり補助金を申請できるそうです。
国の補助金は締め切りが6月末日とギリギリですが、何とか間に合いそうです。

担当者から教えてもらった金額は以下の通りです。

  • 国の補助金 174,000円
  • 県の補助金 40,000円

国の補助金は事前申請ですが、国の補助金は事後申請だそうです。
どちらも先着順なので、もらえない可能性もありますが期待して待ちたいと思います。

蓄電池 契約後の流れ

①契約 完了

②現地調査 完了

イマココ▶③経済産業省の認定後工事日の設定(1か月近く待つそうです)

④着工

⑥完工 3営業日以内に振り込み

契約はしたものの、工事は8月ぐらいになるので、それまでは節電に励もうと思います。

アイビスセブン設置しました★